(旧版)褥瘡予防・管理ガイドライン(第3版)

 
ガイドライン各論

CQ1 外用剤

【CQ 1.1】
急性期の褥瘡にはどのような外用剤を用いたらよいか

【推奨文】
酸化亜鉛,ジメチルイソプロピルアズレン,白色ワセリンなどの創面保護効果の高い油脂性基剤の軟膏やスルファジアジン銀を用いてもよい。

【推奨度】 C1

【解説】
急性期褥瘡に対する外用剤の選択に関しては総説レベルの報告に留まっている1)。急性期褥瘡に対しては局所治療を考える前に褥瘡の発生原因を追求することが重要である。また,急性期褥瘡においては深部組織の損傷が当初は分かりにくいことがあり,褥瘡が自然経過により進行することを想定する必要がある。したがって,急性期褥瘡の局所治療における基本方針は,適度の湿潤環境を保ちながら創部を保護するとともに観察を怠らないようにすることである。外用剤としては一般に創面保護効果の高い油脂性基剤(白色ワセリンなど)のものが選択されることが多い1)。潰瘍面などに感染を合併した場合には,非特異的抗菌活性を有するスルファジアジン銀などが有用である。抗生物質含有軟膏は一般に効果に乏しい。
以上より,酸化亜鉛,ジメチルイソプロピルアズレン,白色ワセリンなどの創面保護効果の高い油脂性基剤の軟膏やスルファジアジン銀を推奨度C1とした。

【文献】
1) 川上重彦, 島田賢一:急性期褥瘡の治療. Modern Physician, 28:506-507, 2008.(レベルVI)


 

 
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