(旧版)褥瘡予防・管理ガイドライン
序文
21.実施における検討事項
患者が入院しているか在宅かによって、利用可能な資源、患者への経済的な負担は異なる。したがって、本ガイドラインで述べている推奨の適用にあたっては、臨床状況を十分考慮し、柔軟性をもって対処することが必要である。
本ガイドラインの治療編では、原則として薬剤を商品名ではなく一般名で記述している。また、ドレッシング材は使用材料名で記述している。その他の製品名もできうる限り使用材料名を用いている。その理由は一部の商品をガイドライン中で言及することは公平を欠き、また、エキスパートオピニオンの影響が強くなる懸念があること、さらにジェネリック品を完全にカバーし、その情報を更新していくことは策定委員会の作業負担が過重になること、などである。そのため、本ガイドラインの推奨が円滑に現場に受け入れられるためには、採用薬剤の状況など各施設の特性を考慮したクリニカルパスやマニュアルなどの作成が望まれる。
推奨の適用に際して、予測される障壁の1つは、褥瘡の局所管理・治療目的で、同時に2剤は使うことができないという保険上の問題、または添付文書との相違などの問題が予想される。これらについては各論で適宜言及する。
本ガイドラインの治療編では、原則として薬剤を商品名ではなく一般名で記述している。また、ドレッシング材は使用材料名で記述している。その他の製品名もできうる限り使用材料名を用いている。その理由は一部の商品をガイドライン中で言及することは公平を欠き、また、エキスパートオピニオンの影響が強くなる懸念があること、さらにジェネリック品を完全にカバーし、その情報を更新していくことは策定委員会の作業負担が過重になること、などである。そのため、本ガイドラインの推奨が円滑に現場に受け入れられるためには、採用薬剤の状況など各施設の特性を考慮したクリニカルパスやマニュアルなどの作成が望まれる。
推奨の適用に際して、予測される障壁の1つは、褥瘡の局所管理・治療目的で、同時に2剤は使うことができないという保険上の問題、または添付文書との相違などの問題が予想される。これらについては各論で適宜言及する。