(旧版)褥瘡予防・管理ガイドライン
序文
日本褥瘡学会「褥瘡予防・管理ガイドライン」策定委員会
委員長 古江増隆
副委員長 真田弘美
ガイドライン策定グループ責任者 田中マキ子
日本褥瘡学会「褥瘡予防・管理ガイドライン」策定委員会
委員長 古江増隆
副委員長 真田弘美
ガイドライン策定グループ責任者 田中マキ子
1.背景
日本褥瘡学会「褥瘡予防・管理ガイドライン」は、日本褥瘡学会理事会の決定に基づき、2005年初版「科学的根拠に基づく褥瘡局所治療ガイドライン」を更新するとともに、予防、発生後のケアを追加し、褥瘡の予防から治療にいたる一貫した褥瘡対策の指針として、2009年2月に発行したものである。なお、ここでいう「管理」とは、褥瘡治療と発生後のケアや教育を含む。
日本褥瘡学会は、2008年8月に「在宅褥瘡予防・治療ガイドブック」を発行しているが、これは在宅における褥瘡対策の普及を目的に、在宅にかかわる医療従事者、福祉関係者にとって必要とされる技術書としてまとめられており、ガイドラインのようなエビデンスの解説は行っていない。基本的には、エビデンスレベル、推奨度についての整合性を保っているが、介護保険などの保険制度の違いなどにより一部異なる点もある。
日本褥瘡学会は、2008年8月に「在宅褥瘡予防・治療ガイドブック」を発行しているが、これは在宅における褥瘡対策の普及を目的に、在宅にかかわる医療従事者、福祉関係者にとって必要とされる技術書としてまとめられており、ガイドラインのようなエビデンスの解説は行っていない。基本的には、エビデンスレベル、推奨度についての整合性を保っているが、介護保険などの保険制度の違いなどにより一部異なる点もある。