(旧版)前立腺癌診療ガイドライン 2006年版

 
第3章 治療総論

 
2 文献評価上の問題点

このガイドラインを作成するにあたり,極力日本で行われた,日本人を対象とした臨床研究の結果を取り入れるように努力した。しかしながら,大部分の臨床研究は海外で行われたもので,それらの結果をもとに推奨するべき治療法や推奨のグレードを決定した。現在のところ,海外で行われた研究結果をそのまま日本人に当てはめることが妥当であるという確証はない。実際日本人の前立腺癌に関しては,いわゆる臨床的意義のある癌の頻度,あるいは潜在癌からの臨床癌への進展速度は異なるとのデータがある。したがって,本ガイドラインで用いた推奨や解釈については,十分注意が必要であることをここに強調しておく。

 

 
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