有効性評価に基づく大腸がん検診ガイドライン
添付書類:エビデンステーブル
全大腸内視鏡:間接的証拠(検査精度)
文献 | 方法 | 著者 | 発表年 | AF | 研究 方法 |
検診方法 | 対象数 | 対象集団の特性 | 評価指標 | 評価指標の把握 | 結果 |
78 | TCF | Rex DK | 1997 | 3 | 検査精度 | 全大腸内視鏡検査 注腸X線検査 |
Indiana州の20の大小の病院で検査診断された1,658人の大腸がん症例 | Indiana州の20の規模を異にする医療機関平均年齢69.8歳、52%は女性 | 感度・特異度 | 診療録 | 大腸内視鏡の感度は95%、注腸は82.9%。 |
79 | TCF | Smith GA | 2001 | 3 | 検査精度 | 注腸X線検査(二重造影法)と全大腸内視鏡検査の比較 | 注腸X線検査1,389人(真陽性がん39人、偽陰性がん8人)全大腸内視鏡検査1,081人(真陽性がん36人、偽陰性がん1人) | 英国60歳、55%が女性 | 1cm以上の腫瘍性ポリープと大腸がんの感度 | 病院の電算化された診療録での調査 | がんに対する感度は、注腸X線検査83%・全大腸内視鏡検査97.5%だった。1cm以上の腫瘍性ポリープに対する感度は、注腸X線検査21.7%・全大腸内視鏡検査91.4%だった。 |
80 | TCF | Imperiale TF | 2000 | 3 | 検査精度 | 全大腸内視鏡検査 | はじめて大腸内視鏡検査を受ける50歳以上の男女1,994人 | 企業(Eli Lilly)の従業員、退職者など50歳以上の男女、58.9%は男性(平均年齢59.6歳)、女性は60.1歳 | 遠位大腸の所見毎の近位大腸でのvillous成分をもったポリープやがん病変の存在する割合 | 診療録 | 遠位大腸で所見が正常であった場合を対照として、遠位大腸に過形成性ポリープがあると近位大腸に進行病変があるオッズ比は2.6(95%CI1.1-5.9)、腺種では4.0(1.9-8.3)、進行病変では6.7(3.2-16.6)となった。 |