有効性評価に基づく大腸がん検診ガイドライン
V.推奨レベル |
4)S状結腸鏡検査と便潜血検査化学法の併用法
推奨 C
S状結腸鏡検査と便潜血検査化学法、個々の検査については、死亡率減少効果を示す十分な証拠があるが、各々単独の検診と比較して両検査を併用することにより死亡率減少効果がどの程度増分されるかは定かではない。一方、検査に伴う不利益は、小さいとは言い切れない ため、対策型検診として実施することはすすめられない。任意型検診として実施する場合には、安全性を確保すると共に、前投薬、検査による不利益について十分説明する必要がある。