有効性評価に基づく大腸がん検診ガイドライン

 
要旨


対象及び方法

検診の対象は、無症状の一般的な健常者である。大腸がん検診の方法として、便潜血検査(化学法・免疫法)、全大腸内視鏡検査、S状結腸鏡検査、S状結腸鏡検査と便潜血検査化学法の併用法、注腸X線検査、直腸指診について、死亡率減少効果を証明する直接的証拠及び間接的証拠を検討した。科学的根拠となる文献は、MEDLINE、医学中央雑誌を中心に1985年1月から2003年6月に至る関連文献を抽出した。さらに、EMBASE、CINHAL、諸外国の臨床ガイドライン、日本消化器集団検診学会誌、日本消化器内視鏡学会誌についても追加的に利用した。各検診方法別の直接的及び間接的証拠に基づき、証拠のレベルを判定した。不利益は、受診者の負担や偶発症について、検査方法間の対比を行った。最終的に、証拠のレベル及び不利益の評価から、推奨のレベルを決定した。

 

 
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ガイドライン解説

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