尿路結石症診療ガイドライン 2013年版
第1版 序
ここに3 学会公認の「尿路結石症診療ガイドライン」が発行されますことは誠に喜ばしいことであります。さて,尿路結石症の積極的な治療として開放手術のみであった昔に比べ,現在は結石の存在部位,大きさ,数,水腎の有無などによりESWL,PNL,TUL のいずれかあるいは複数の治療法が選択されることになります。関係学会としてその選択法,診療ガイドラインの必要性が強く望まれてきましたが,このたび日本Endourology・ESWL 学会,日本尿路結石症学会,および日本泌尿器科学会の共同作業下に本ガイドラインが作成されました。
総論は日本泌尿器科学会,治療は日本Endourology・ESWL 学会,再発予防は日本尿路結石症学会が担当,各グループ別ならびに全体会議を重ね,本ガイドライン作成の基本方針はEBM に基づくもの,同意取得に際し患者と他科の医師も利用できるものとしました。本ガイドラインでは幅広く関連する論文を批判的に吟味し,作成されたもので,診療方針を標準,指針および選択肢の3 つに分類しました。他に選択の余地がほとんどなく,強く推奨される方針を「標準」,医学的に妥当性があり,推奨される方針を「指針」,場合により選択してもよい方針を「選択肢」としました。ただし注意すべき点として,本ガイドラインはリスク上の問題などのない標準的患者を対象に作られたものであります。したがって,本ガイドラインは患者の個々の病態を考慮して適用されなければなりません。
このガイドラインは24 名の委員および長谷川友紀アドバイザー(東邦大学医学部公衆衛生学教室)の献身的なご努力により作成されたもので,この場をお借りして謝意を捧げます。なかでも編集に特にご尽力いただいた奴田原紀久雄委員(杏林大学),山口 聡委員(旭川医科大学),秦野 直委員(琉球大学)の各先生にはあらためて感謝申し上げる次第です。
本ガイドラインは,各位におかれまして大いに活用していただくとともに,ご意見,ご批判もご遠慮なくお聞かせいただき,会員諸氏のお力により,よりよいガイドラインに育つことを願っております。
総論は日本泌尿器科学会,治療は日本Endourology・ESWL 学会,再発予防は日本尿路結石症学会が担当,各グループ別ならびに全体会議を重ね,本ガイドライン作成の基本方針はEBM に基づくもの,同意取得に際し患者と他科の医師も利用できるものとしました。本ガイドラインでは幅広く関連する論文を批判的に吟味し,作成されたもので,診療方針を標準,指針および選択肢の3 つに分類しました。他に選択の余地がほとんどなく,強く推奨される方針を「標準」,医学的に妥当性があり,推奨される方針を「指針」,場合により選択してもよい方針を「選択肢」としました。ただし注意すべき点として,本ガイドラインはリスク上の問題などのない標準的患者を対象に作られたものであります。したがって,本ガイドラインは患者の個々の病態を考慮して適用されなければなりません。
このガイドラインは24 名の委員および長谷川友紀アドバイザー(東邦大学医学部公衆衛生学教室)の献身的なご努力により作成されたもので,この場をお借りして謝意を捧げます。なかでも編集に特にご尽力いただいた奴田原紀久雄委員(杏林大学),山口 聡委員(旭川医科大学),秦野 直委員(琉球大学)の各先生にはあらためて感謝申し上げる次第です。
本ガイドラインは,各位におかれまして大いに活用していただくとともに,ご意見,ご批判もご遠慮なくお聞かせいただき,会員諸氏のお力により,よりよいガイドラインに育つことを願っております。
2002 年12 月
日本泌尿器科学会理事長
守殿 貞夫
ガイドライン作成委員会(第1版)
委員 | 荒川 孝 | 五十嵐辰男 | 井口 正典 | 伊藤 晴夫 | 小川 由英 | 金村三樹郎 |
守殿 貞夫 | 郡 健二郎 | 棚橋 善克 | 丹田 均 | 寺井 章人 | 西尾 俊治 | |
奴田原紀久雄 | 秦野 直 | 東 義人 | 東原 英二 | 平尾 佳彦 | 間宮 良美 | |
麦谷 荘一 | 村井 勝 | 森本 鎮義 | 八竹 直 | 山口 秋人 | 山口 聡 | |
アドバイザー 長谷川友紀 |