(旧版)科学的根拠(Evidence Based Medicine;EBM)に基づいた腰痛診療のガイドラインの策定に関する研究
第12章 『若年者の腰痛』
V.評価方法
1) | 若年者の腰痛調査において自己記入アンケートと面接の結果に余り差はなかった。(平均17.3歳の57人) |
2) | Visual analogue scaleはその再現性が確認された(weighted kappa: 0.59-0.83)。(平均16.7歳の61人) |
1) | Staes F:Acta Paediatr, Nov; 89(11): 1352-7, 2000 |
2) | Staes F:Acta Paediatr, Jun; 89(6): 713-6, 2000 |
(評価方法のまとめ):
若年者の腰痛に対する論文では全体にアンケート調査を基にした検討が多いが、自己記入アンケートと直接面談した結果にそれほど差はなかった。また、Visual analogue scaleもその再現性が示され十分使用可能なことが分かった。しかし、これらの検討は平均年齢が17.3歳と16.7歳であり、割と高学年であることを踏まえておく必要がある。