(旧版)科学的根拠に基づく急性胆管炎・胆嚢炎の診療ガイドライン
第XIV章 急性胆管炎・胆嚢炎の診療ガイドラインのフィードバックの経過
1. 第40回日本胆道学会学術集会(2004.9.24〜25,つくば市)
ここでは,急性胆管炎および急性胆嚢炎の診断基準,重症度判定基準について案を初めて提示した。評議委員にはあらかじめガイドライン案全文を郵送し,意見を求め,FAXによる返信を受け付けた。その結果急性胆管炎の診断基準に「腹痛」を含めていたが,その定義が不明確であり,「上腹部痛」として参考所見にとどめ,急性胆管炎の疑診とした。