(旧版)科学的根拠に基づく急性胆管炎・胆嚢炎の診療ガイドライン

 
 
第V章 急性胆管炎 -診断基準と重症度判定-


2. 臨床徴候
3)臨床徴候と急性胆管炎の病態
胆汁の性状から膿性胆汁の有無に分けて臨床徴候を比較すると,ショックや精神症状などをきたした重症例は化膿性胆管炎に多く死亡率も高かった3)が,非化膿性胆管炎にも重篤な症例はみられ臨床像に明確な差はみられなかった。 さらにCharcot3徴やReynolds5徴を呈する頻度にも膿性胆汁の有無による有意な差はみられていない(レベル4)7)。 さらに化膿性胆管炎を胆管の完全閉塞の有無に関して比較しても,重症例は完全閉塞例に多いといえるが,Charcot3徴の頻度には差はなく臨床徴候に有意な差はみられていない(レベル4)9)

 

 
ページトップへ

ガイドライン解説

close-ico
カテゴリで探す
五十音で探す

診療ガイドライン検索

close-ico
カテゴリで探す
五十音で探す