(旧版)科学的根拠に基づく急性胆管炎・胆嚢炎の診療ガイドライン

 
 
第III章 定義・病態と疫学


1. 定義および病態
「胆道炎」は本来,胆管炎(cholangitis)と同義であると記されている1)。本ガイドラインでは,「急性胆道炎」を,肝内・外胆管を含む胆道に生じた急性炎症疾患を包括する用語として取り扱う。  急性胆道炎では,急性胆管炎・胆嚢炎が多くの頻度を占め,成因として結石によるものが多い。これらは時に合併して炎症が波及することがあり,病態が難治化しやすい。特に,急性胆管炎においては急速に重症化する病態が存在し,その疾患単位を明確に認識しなければならない。  以下にそれぞれの定義と病態を簡略に記した。

 

 
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