(旧版)科学的根拠に基づく急性胆管炎・胆嚢炎の診療ガイドライン

 
 
第II章 本ガイドライン作成の必要性と特徴


2. 診断基準(スタンダード)の必要性
本ガイドラインのもっとも大きな特徴は,急性胆嚢炎・急性胆管炎の診断基準を世界に先駆けて提案したことである。 ガイドラインの作成段階で,急性胆嚢炎・急性胆管炎の診断基準が日本でもそして欧米にも存在しないことが,判明した。 この発見は,本研究の大きな成果の一つである。基準の不在は臨床研究を施行する上で,そしてエビデンスを作り出す上で,重大な障害となる可能性がある。 診断基準がなければ,共通の土台に立った臨床研究を行うことは不可能であり,また診療成績や治療効果の比較も困難である。 そこでわれわれは,急性胆管炎・胆嚢炎の診断基準および重症度判定基準の作成を試みた。

 

 
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