(旧版)高血圧治療ガイドライン2009

 
第10章 小児の高血圧


1.小児および高校生の高血圧の特徴

血圧健診を行うと,小学校高学年から中学生の0.1-1%に,高校生の約3%に高血圧が見いだされる655),656)
まれに二次性高血圧もみつかるが,ほとんどは本態性高血圧に該当する病態である。一般に高血圧の程度は軽く,臨床症状もないが,左室肥大の合併や成人本態性高血圧への進展が問題になる。
小児の本態性高血圧は肥満に合併することが多い。肥満傾向児の出現率は,1977年(昭和52年)以降上昇傾向にあったが,最近10年は緩やかな上昇傾向となっている657)

 

 
ページトップへ

ガイドライン解説

close-ico
カテゴリで探す
五十音で探す

診療ガイドライン検索

close-ico
カテゴリで探す
五十音で探す