(旧版)高血圧治療ガイドライン2004

 
第11章 二次性高血圧


6)薬剤誘発性高血圧

医療用薬剤のうち非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)、甘草製剤、糖質コルチコイド、シクロスポリン、エリスロポエチン、エストロゲン(「第9章/4)女性の高血圧」参照)、交感神経刺激薬などは血圧上昇作用を有し、降圧薬と併用すれば降圧効果が低下する。高血圧患者は他の疾患を合併し、複数の医療機関を受診し降圧薬以外の治療薬を服用していることも少なくない。したがって高血圧診療にあたっては(特に血圧管理が不良になった場合や治療抵抗性高血圧例では)、血圧上昇作用のある薬剤の服用の有無を確認し、薬剤誘発性高血圧を鑑別する必要がある。
 
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