(旧版)高血圧治療ガイドライン2004

 
第10章 小児の高血圧


5)高血圧の管理

定期健康診断などで軽度の高血圧が発見された小児や青年は、異なる機会に繰り返し血圧を測定するほか、家庭血圧測定により白衣高血圧を除外する。24時間自由行動下血圧測定も白衣高血圧や逆白衣高血圧の判定に有用である411)
小児・青年期の本態性高血圧は軽症例が多いので、まず生活習慣の修正や肥満の解消などの非薬物療法を3〜6カ月間試みた後、薬物療法を考慮する。高校生に減塩を試み降圧に成功したという報告もあり135)、食事療法ではまず食塩摂取量を減らす。動的運動(等張性運動)は肥満の解消だけでなく、直接に降圧作用を発揮するので、合併症がない限り勧める(「第4章 生活習慣の修正」を参照)。
 
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