(旧版)高血圧治療ガイドライン2004

 
第4章 生活習慣の修正


まとめ

1) 高血圧患者では生活習慣の修正は重要である。
2) 食事に関しては6g/日未満の減塩、野菜・果物の積極的摂取、コレステロールや飽和脂肪酸の制限、肥満者における減量、適正体重の維持を実施する。ただし、野菜・果物の積極的摂取は、重篤な腎障害を伴うものでは高カリウム血症をきたす可能性があるので推奨されない。また、果物の積極的摂取は摂取カロリーの増加につながることがあるので、糖尿病患者では推奨されない。
3) 運動療法は最大酸素摂取量50%くらいの軽い有酸素運動を定期的に行うことが勧められる。ただし、心血管合併症のある患者では運動療法は不適切なこともあるので、運動療法開始前には心血管病の有無を確認する。
4) エタノール量で男性は20〜30ml/日、女性は10〜20ml/日以下のアルコール制限も行う。
5) 禁煙を行う。
6) 生活習慣の複合的な修正はより効果的である。
 
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