(旧版)高血圧治療ガイドライン2004

 
第3章 治療の基本方針


3)治療法の選択

本態性高血圧の発症、進展には、遺伝因子と環境因子が複雑にからみ合っている。したがって、治療法を考えるときには環境因子の多くを占めている生活習慣の修正(非薬物療法)をぬきにすることはできない。しかし、生活習慣の修正のみによって目標血圧レベルに到達できる患者は少なく、大部分の患者には薬物療法が必要となる。個々の高血圧患者においては、高血圧のレベルと心血管病に対する危険因子の評価および心血管合併症を総合的に評価して、リスクの層別化に応じた治療計画の概要を設定する(「第2章/4)初診時の高血圧管理計画,図2-1」参照)。
治療法別に高血圧患者を大別すると低リスク、中等リスク、高リスクとなるが、130〜139/80〜89mmHgの血圧であっても糖尿病や腎疾患を伴う場合には降圧薬治療の対象となる。
 
ページトップへ

ガイドライン解説

close-ico
カテゴリで探す
五十音で探す

診療ガイドライン検索

close-ico
カテゴリで探す
五十音で探す