(旧版)高血圧治療ガイドライン2004

 
第2章 血圧測定と臨床評価


3)検査と診断

c 臨床検査(表2-5)

高血圧患者の一般的検査としては、一般尿検査、血球検査のほか血液生化学検査として血液尿素窒素(BUN)、クレアチニン、尿酸、ナトリウム(Na)、カリウム(K)、塩素(Cl)、カルシウム(Ca)、リン(IP)、空腹時の総コレステロール、中性脂肪、HDLコレステロール、LDLコレステロール、血糖、ヘモグロビンA1cさらに胸部X線写真(心胸郭比)、心電図(左室肥大、ST-T変化、心房細動などの不整脈)を必須項目とする。可能なら眼底検査、総蛋白、GOT、GPT、γGTP、LDH、ビリルビンも測定する。


表2-5 高血圧の臨床検査
一般(必須)検査
一般尿検査、血球検査
血液生化学検査:尿素窒素(BUN)、クレアチニン、尿酸、Na、K、Cl、Ca、IP、空腹時血糖、ヘモクロビンA1cおよび総コレステロール、中性脂肪、HDLコレステロール、LDLコレステロール、総蛋白、GOT、GPT、γGTP、LDH、ビリルビン
胸部X線写真
臓器障害検査ための特殊(精密)検査
脳:頭部CT(MRI)検査
心:心エコー検査
腎:尿中微量アルブミン排泄量*
血管:頚動脈エコー検査、上下肢血圧比(ABI)、動脈波伝播速度(PWV)、Augmentation lndex、高感度CRP
二次性高血圧スクリーニングのための検査
血漿レニン・アルドステロン・コルチゾール・力テコラミン測定、尿中カテコラミン測定、腎臓・副腎のエコーおよびCT検査
*一般検査としても行う
 
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