(旧版)高血圧治療ガイドライン2004
第2章 血圧測定と臨床評価 |
2)血圧値の分類と危険因子の評価
b 心血管病の危険因子
高血圧は脳卒中の最も重要な危険因子であるが、心血管病全体にとっては危険因子の一つに過ぎず、高血圧患者の予後は高血圧のほかに、高血圧以外の危険因子および高血圧に基づく臓器障害の程度ならびに心血管病合併の有無が深く関与する(表2-2、表2-3)。高血圧の診療においては、本態性高血圧か二次性高血圧かの鑑別診断とともに血圧レベルと心血管病の危険因子を評価する。
表2-2 心血管病の危険因子 | ||||||||
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表2-3 臓器障害/心血管病 | ||||||||||
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*2003ESH-ESCガイドラインに準拠 |