(旧版)高血圧治療ガイドライン2004

 
第1章 高血圧の疫学


2)高血圧と心血管病の発症および予後

c 脳卒中・心疾患患者の予後

脳卒中・心筋梗塞罹患率を調査したWHOの共同研究(MONICA)では、35〜64歳の脳卒中発症患者における28日以内の致命率は、集団によって異なるがほぼ30%前後である15)。本邦の脳卒中登録成績では、15%程度である6,7,16)。脳卒中病型別の致命率では、くも膜下出血が最も高く、次に脳出血16〜24%である。脳卒中発症1年後の日常生活動作(ADL)の低下による要介助者の割合は、29〜45%程度に認められ、寝たきり予防の観点から脳卒中予防対策としての高血圧対策は極めて重要である6)

 
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