(旧版)大腿骨頚部/転子部骨折診療ガイドライン (改訂第2版)

 
 
前文
2 ガイドラインの構成と編集方法


2.4 本ガイドラインの対象者と作成意図

診療ガイドラインとは,「特定の臨床状況のもので,適切な判断や決断をくだせるよう支援する目的で体系的に作成された文書」と定義されている.ガイドラインは,これを使用する対象者によりその構成や内容が変化する.
本ガイドラインの主な対象者は,実際に大腿骨頚部/転子部骨折の診療・治療に携わる一般の整形外科医である.文章中に用いた専門用語や表現はこの対象者を想定しているため,医療従事者(整形外科を専門としない医師やコメディカルなど)でも記述内容を他の参考書なしには正確には理解できないところがある.また,クリニカルクエスチョンとしてあげられた臨床上の疑問点も,診療・治療に携わる一般の整形外科医の視点からの設問であり,これらは必ずしも他の医療従事者や患者・患者の家族がもつ診療に対する疑問点とは合致しない.この問題を解消するために,本改訂委員会では,今後,患者を対象としたガイドラインの解説書も改訂する予定である.


 

 
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