(旧版)EBMに基づく 胃潰瘍診療ガイドライン 第2版 -H. pylori二次除菌保険適用対応-

 
第3部 胃潰瘍診療ガイドラインの作成と評価

 
1.EBMの解説とガイドライン作成過程
2)胃潰瘍診療ガイドライン作成過程

欧米では専門学会がガイドライン作成の主体的機能を担っている場合が多いが,わが国では一部の例外を除き,診療上最も重要性が高いとされた疾患を対象に平成11年度から厚生労働省の研究補助金(厚生科学研究費)によって,専門分野ごとに診療ガイドラインの作成が開始された。診療ガイドラインの作成は,厚生労働省の補助金を受けているが,行政指導や監督等の介入のまったくない独立した一定の再現性のある手続きによって行われている。胃潰瘍診療ガイドラインは平成12年度から研究班が組織され,2年間の研究と討議を経て2003年に図書として公表された3)。このガイドラインは発表当時さまざまな反響を呼びながらも,現在ではその基本的な診療方針は概ね受け入れられてきていると考えられる。

 

 
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