(旧版)EBMに基づく 胃潰瘍診療ガイドライン 第2版 -H. pylori二次除菌保険適用対応-

 
第1部 胃潰瘍の基礎知識

 
7.治療の医療経済的評価
4)胃潰瘍治療における医療経済的評価の今後

最も重要なH. pylori 陽性潰瘍治療については,わが国での医療経済的評価がすでに確立している64),65)H. pylori 感染診断についても医療経済学的研究が発表されており,胃潰瘍診療において,治療のみならずH. pylori 感染診断法の選択が診療の費用対効果に大きな影響をもつことが報告されており66),胃潰瘍の医療経済学を考える上で,診断の面でも臨床経済学的研究を進めていく必要がある。さらに今後増加が予想される低用量アスピリンを含むNSAID起因性潰瘍の治療や予防,COX-2選択的阻害薬の費用対効果などについても,優れたデザインの臨床試験とともに,わが国の医療環境における医療経済学的分析が望まれる。

 

 
ページトップへ

ガイドライン解説

close-ico
カテゴリで探す
五十音で探す

診療ガイドライン検索

close-ico
カテゴリで探す
五十音で探す