(旧版)科学的根拠に基づく 乳癌診療ガイドライン 5 疫学・予防 2005年版

 
 
日本乳癌学会診療ガイドライン(疫学・予防)


2.本ガイドライン開発の歴史

本ガイドライン(疫学・予防)の開発の基礎となったのは,2003年春に厚生労働省研究費補助金 医療技術評価総合研究事業「科学的根拠に基づく乳がん診療ガイドライン作成に関する研究」(班長:高嶋成光 国立病院四国がんセンター[現名称:独立行政法人国立病院機構四国がんセンター]院長)にて発表された「乳がん診療ガイドライン」の,「疫学/予防・癌遺伝子・支持療法/QOL」小班で扱った9つのRQである。そのときの小班員構成は下記*の通りである。
これらの9つのRQのうち,「化学療法による悪心,嘔吐に対するセロトニンアンタゴニスト,ステロイドの有効性」と,「化学療法による好中球減少に対するG-CSF,抗生物質の有用性」の2つのRQは,今回の日本乳癌学会のガイドラインでは,改変されて薬物療法グループのガイドラインで扱われることになった。そして今回新たに3名の委員**を追加し,「診療ガイドライン作成小委員会(疫学・予防)」を構成し,厚生労働省高嶋班の残り7つのRQに,新たに7つのRQを加えた計14個のRQに関するガイドラインを開発した。なお,高嶋班で扱った7つのRQも,時代の変化に伴い今回すべて見直しを行った。
* 下妻晃二郎(小班班長),田口哲也,黒井克昌,今井博久 ** 大住省三,斎藤信也,山城大泰〕

 

 
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