(旧版)科学的根拠に基づく糖尿病診療ガイドライン 改訂第2版

 
付録:メタボリックシンドローム


1.はじめに

1.メタボリックシンドローム
メタボリックシンドローム(metabolic syndrome)は,インスリン抵抗性や肥満を背景に糖代謝異常,脂質代謝異常(高トリグリセリド血症,低HDLコレステロール血症),血圧高値といった,動脈硬化性疾患と2型糖尿病発症の危険因子が個人に集積した病態であるa),c),d),e),g).メタボリックシンドローム診断の目的は,心血管疾患および2型糖尿病発症のハイリスク群を抽出し,これらの疾患を予防することであるa),c),d),e),g)

2.メタボリックシンドロームの治療
メタボリックシンドロームの治療で中心となるのは,生活習慣の改善であるc),d),e),g).食事療法および運動療法により,メタボリックシンドロームのすべての構成要素に改善が認められる28),29),30),31),32)
高血圧,高脂血症,糖尿病と診断された場合には,各々の治療指針に準ずる.

 
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