(旧版)科学的根拠に基づく糖尿病診療ガイドライン 改訂第2版

 
15.糖尿病合併妊娠と妊娠糖尿病


解説

6.食事療法
食事指導ではエネルギー,蛋白質,ミネラルなどについて妊娠時の付加量を加える.肥満妊婦に対しても軽度のエネルギー制限にとどめ,肥満の本格的な治療は分娩後に行う.適正な妊娠中の体重増加量は妊娠前の肥満度によって異なる.海外(米国)での論文26)によれば,妊娠前に肥満の場合は16ポンド(7.2kg),正常体重では20ポンド(9.0kg),やせでは30ポンド(13.5kg)の体重増加の時に周産期死亡率が最も低くなったという報告がある.なお,日本人の妊婦の栄養摂取に関する十分な根拠に基づく研究は得られていないのが現状である.


 
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