(旧版)「喘息ガイドライン作成に関する研究」平成11年度研究報告書/ガイドライン引用文献(2000年まで)簡易版抄録を掲載

 

(6) 食品・食品添加物

前文

アレルゲンとなる食品や刺激性食品が喘息を増悪させることは知られている。また食物や飲み物を保存するために添加されている亜硫酸塩が,重症喘息患者等で重篤な発作を引き起こす場合がある。

推奨:病因となっている食品や刺激性の強い食品,あるいは亜硫酸塩を含有する食品で喘息発作を生じた経験があれば,これを避ける。
科学的証拠

前項と同じ方法で検索し,15年間に11編を検討した。

加工したジャガイモ,エビ,乾燥果物,ビール,ワインの摂取で喘息発作を生じた症例が報告されている52)

結語

食品添加物の中の亜硫酸塩が重篤な気道の過敏反応を誘発し得ることから,その要因を念頭に置く必要がある。

 
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