CQ1:開口障害を主訴とする,筋痛に起因すると考えられる顎関節症患者(Ⅰ型)に対する患者自身が徒手的に行う開口訓練は有効か

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CQ1:開口障害を主訴とする,筋痛に起因すると考えられる顎関節症患者(Ⅰ型)に対する患者自身が徒手的に行う開口訓練は有効か
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推奨/回答

CQ1に対する推奨は行わない。

この提案は、2011 年 4 月 3 日に医療消費者 3 名を含むガイドラインパネル会議での決定の後にガイドライン委員会委員の議論により採択された。最初に、「開口障害を主訴とする、筋痛に起因すると考えられる顎関節症患者(I型)に対する開口訓練について」のエビデンスが得られなかったため、本クリニカルクエスチョンに対する推奨を行うかどうかの検討が行われた。その結果、「エビデンスが存在しなかった」や、「コンセンサスとして○○を推奨する」という推奨を行わないこととした。その理由としては、今回の主症状を開口障害として治療法を開口訓練のみとしたため、いわゆる筋痛に対する理学療法全般がエビデンスとして除外されたための結果であることより、今回は、クリニカルクエスチョンそのものの立案に問題があると考え、主症状と治療法を拡大して今後の検討とすることとし、今回は推奨自体を行わないこととした。

(本文、図表の引用等については、顎関節症患者のための初期治療診療ガイドライン 2 の本文をご参照ください。)

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