歯科
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癌治療中患者における口腔粘膜炎治療の介入(2008 issue 1, -)
Citation:Clarkson JE, Worthington HV, Eden OB. Interventions for treating oral mucositis for patients with cancer receiving treatment. Cochrane Database of Systematic Reviews 2007, Issue 2. Art. No.: CD001973. DOI: 10.1002/14651858.CD001973.pub3. CRG名:Oral Health
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英語版最終改訂年月:16 February 2007 Clib issue No.; N/U:2008 issue 1; -
背景:癌治療は次第に効果を挙げてきているが、短期的または長期的の副作用が引き起こされる。口腔粘膜炎(口腔潰瘍)を含む口腔内の副作用は、その治療法が多く用いられているにもかかわらず、副作用全体の大きな部分を占めている。
目的:抗癌剤の投与や放射線療法を受けた癌患者において、口腔粘膜炎やそれに関連する疼痛に対する治療的介入の効果を評価した。
検索戦略:本レビューでは、Cochrane Oral Health Group Trials Register、Cochrane Pain、Palliative and Supportive Care Group's Trials Register、CENTRAL、MEDLINE、EMBASEを機械的に検索した。関連する論文の参考文献を検索し、適合した論文の著者とコンタクトをとり、さらなる情報を入手した。 最終検索日:2006年6月:CENTRAL(The Cochrane Library 2006、Issue 2)。
選択基準:抗癌剤の投与や放射線治療、またはその両方を受けた患者において、口腔粘膜炎の治療のために投与された薬剤を比較した全てのランダム化比較試験。アウトカムは口腔粘膜炎、粘膜炎が治癒するまでの期間、口腔内の疼痛、疼痛コントロールを要した期間、嚥下障害、全身感染症、麻酔薬の量、入院期間、コスト、患者の生活の質。
データ収集と分析:情報は、2人のレビュアーにより別々に抽出した。ランダム割り付けと盲検化、脱落の詳細について著者とコンタクトを取った。質の評価はこの3つの基準を用いて行った。Cochrane Oral Health Groupの統計学の指針に従い、固定効果モデルを利用してリスク比(RR)を計算した。
主な結果:1353人を含む26の研究が組み入れ基準を満たした。4つの薬剤はそれぞれ1つの試験で改善効果を認め(アロプリノールRR 3.33,95%信頼区間(CI)1.06,10.49;顆粒球マクロファージ−コロニー刺激因子RR 4.23,95% CI 1.35,13.24;免疫グロブリンRR 1.81,95% CI 1.24,2.65;ヒト胎盤抽出物RR 4.05,95% CI 2.29,8.86)粘膜炎が消失した(アロプリノールRR 19.00,95% CI 1.17,307.63)。これらのうち、3つの試験では中等度の,1つの試験では高度のバイアスの危険があった。次の薬剤は効果が認められなかった:塩酸ベンジダミン、スクラルファート、テトラクロロデカオキシド、クロルヘキシジン、‘magic’(リドカイン液、塩酸ジフェンヒドラミン,水酸化アルミニウム懸濁液)。6つの試験では治癒までの期間を比較しており、2つの介入で粘膜炎がより早く治癒していた:ポビドンヨードと比較して顆粒球マクロファージ−コロニー刺激因子は平均差-3.5日(95% CI -4.1,-2.9),プラセボと比較してアロプリノールは-4.5日(95% CI -5.8,-3.2)。 3つの試験で疼痛コントロールのための患者調節麻酔(PCA)が持続注入法と比較された。違いを示すエビデンスはなかったが、PCAの方が時間当たりの麻薬使用量が少なく、疼痛の期間も短かった。薬物動態基盤麻酔(PKPCA)がPCAと比較して疼痛を減少させたとした1件の試験があった。しかし、PKPCAではより多くの麻薬が使用された。
レビューアの結論:アロプリノール洗口液、顆粒球マクロファージ−コロニー刺激因子、免疫グロブリン、ヒト胎盤抽出物が粘膜炎を改善させたり消失させたりする弱く信頼性の低いエビデンスがある。患者調節麻酔(PCA)が持続注入法よりも優れているというエビデンスはないが、PCAの方が時間当たりの麻薬使用量が少なく、疼痛期間も短かった。さらに、アロプリノール洗口液、顆粒球マクロファージ−コロニー刺激因子、免疫グロブリン、ヒト胎盤抽出物、このレビューで評価されたその他の介入、粘膜炎を治療する新しい介入を評価する優れたデザインのプラセボ比較試験が必要である。
(翻訳 南郷栄秀・監訳 湯浅秀道;JCOHR) 翻訳公開日:08年4月1日 |
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