アルツハイマー型痴呆
■MindsPLUS/医療提供者向け/コクラン・レビュー
アルツハイマー病におけるニコチン(Draft翻訳*)
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最終改訂年月:26 February 2001
背景:ニコチンはコリン作動性薬であり、アセチルコリン放出での前シナプス性作用も有している。ニコチンは、ラットにおいて脳の内側中隔核病変によって生じる空間記憶欠損からの回復を導くことが示されており、高齢サルでは、ニコチン投与に伴う記憶および視覚刺激に対する警戒の改善が認められている。観察的研究から、アルツハイマー病に対する喫煙の保護効果が示唆されているものの、最近の試験ではこの点に関する疑問が提起されている。喫煙は脳卒中の危険因子であることから、血管性痴呆の危険因子ともなると考えられている。ニコチンには有害作用があるため、アルツハイマー病患者における臨床的有効性と安全性について評価することを目的としたシステマティック・レビューを実施する必要性が高い。
目的:アルツハイマー病患者に対し、いずれかの方法または剤形で投与したニコチンの有効性と安全性を評価すること。
検索戦略:「nicotine」の検索語を用い、2003年2月12日にSpecialized Register of the Cochrane Dementia and Cognitive Improvement Groupの最近更新された検索から試験を抽出した。本登録では、全ての主要な医学データベース(MEDLINE、EMBASE、Cinahl、PsycInfo)および多くの試験データベースから得られた記録が定期的に更新されている。
選択基準:アルツハイマー病患者に対し、ニコチンパッチ、ニコチンの静脈内投与、その他何らかの方法または剤形として、2日以上にわたってニコチンが投与され、プラセボとの比較が行われた全ての交絡のない二重盲検ランダム化試験。
データ収集分析:1件の試験を登録したが、本レビューへの登録が妥当な結果は得られていなかった。
主な結果:登録した1件の試験に有用な結果はなかった。
レビューア見解:本レビューから、ニコチンがアルツハイマー病の治療に有用であるか否かについて示されるエビデンスはない。
Citation:Lopez-Arrieta JLA, Sanz FJ. Nicotine for Alzheimer's disease. The Cochrane Database of Systematic Reviews 2001, Issue 2. Art. No.: CD001749. DOI: 10.1002/14651858.CD001749. Clib issue No.: 2005 issue 4 CRG名:Dementia and Cognitive Improvement | *ご注意:この日本語訳は、試験的翻訳(Draft翻訳)版として公開するものであり、翻訳の正確さや質が保証されたものではありません。訳語の間違いなどお気づきの点がございましたら、Minds事務局までご連絡ください。また、この試験的翻訳版はコクラン・ライブラリ2005年issue 4に掲載されたレビュー・アブストラクトの翻訳です。コクラン・ライブラリは年4回改定版が発行されていますので、ご利用に際しては、最新版(英語版)の内容をご確認ください。 | |