ガイドライン解説

胃がん治療ガイドラインの解説
胃がんの治療を理解しようとするすべての方のために
一般用2004年12月改訂

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ガイドラインの解説


 胃がんの各治療法の解説


化学療法(薬物療法,抗がん剤療法)

抗がん剤の副作用
抗がん剤はがん細胞だけでなく,正常の細胞にも相当の障害を与えます。このため,抗がん剤による副作用が出てきます。副作用は一般的には採血検査などに異常値として現れてくるものと食欲低下や下痢,吐気,倦怠感など自覚症状に現れてくるものがあります。前者は白血球減少,貧血,血小板減少,肝機能・腎機能低下などがあり,重篤にならないように定期的に採血などの検査が行われます。

一方,食欲低下や下痢,吐気などは患者さん自身の自覚症状であり,担当医に症状が十分正確に伝わらないと判断を誤ることがあります。これらの副作用の現れ方は抗がん剤により,また個人により異なります。最近,副作用をうまく防止する薬も開発され,特に吐気・嘔吐に対しては80%以上の患者さんで止めることができるようになりました。

抗がん剤の治療を受けられる場合は,担当医からどのような副作用(種類や時期,期間など)が出るのか,よく説明を聞いて下さい。患者さんやご家族からの治療中の情報は治療を継続していく上でたいへん重要なものです。遠慮せずに担当医に気になる点をお話し下さい。患者さんと担当医の協力で副作用を最小限になるようにしたいものです。


 

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