ガイドライン

(旧版)変形性股関節症診療ガイドライン

書誌情報
第4章 保存療法


Research Question 3
変形性股関節症に対する温熱療法の治療効果は

推奨
Grade I 温熱療法の治療効果は明らかでない.
Grade C 温泉療法は,短期的なQOLの改善に有効である.


解説
歴史的に温熱療法は,関節疾患の疼痛緩和,機能障害の改善を目的として用いられてきた.しかし,温熱療法の治療効果に関する研究は少なく,変形性股関節症を対象とした質の高い論文はない.海外での温泉を利用した治療の報告があるのみである(HF11428).


エビデンス
  • 50歳以上の腰痛および下肢変形性関節症102例(股16例,股+膝24例,膝42例,腰痛19例)で3週間の温泉療法(水治療,理学療法)を行ったところ,治療終了後1週でのQOLが有意に改善した(HF11428, EV level-IV).


文献

1) HF11428 Guillemin F, Virion JM, Escudier P, De Talancé N, Weryha G. Effect on osteoarthritis of spa therapy at Bourbonne-les-Bains. Joint Bone Spine. 2001;68(6):499-503.


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