ガイドライン

(旧版)前立腺癌診療ガイドライン 2006年版

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第3章 治療総論


3 外科治療

(1)外科治療におけるエビデンス

外科治療は前立腺および精嚢を一塊として摘出し膀胱と尿道とを吻合する根治的前立腺全摘除術が標準術式であり,一般に閉鎖リンパ節の郭清術を同時に施行する。到達経路としては恥骨後式が最も一般的であるが,経会陰式や腹腔鏡による前立腺全摘除術も施設によっては施行されている。
外科治療に関しては,無作為臨床試験(RCT)が実施しにくい等の要因により,エビデンスの評価は一般的に低くなる。この点に関してはRCT以外の比較研究や観察的な疫学研究によっても多くの知見が明らかにされるとは言われているもののやはり十分な検討が必要であろう1)。また本邦の前立腺癌と欧米の前立腺癌が同等の性質を有しているか,という点も考慮する必要がある。

 

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