ガイドライン

(旧版)前立腺癌診療ガイドライン 2006年版

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第2章 診断


3 病期診断

2)N-病期診断

リンパ節の評価は,それが治療方針の決定に直接関わってくる場合にのみ適応があり,これは通常根治的治療を希望している患者が対象となる。PSA高値,T2bまたはT3例,低分化癌,神経周囲浸潤などを有する場合はリンパ節転移のハイリスク例となる27)(IV)PSA測定だけでは個々の患者のリンパ節転移の有無の予測はむずかしい。リンパ節転移の存在の予測はPSA,直腸診,腫瘍のグレードの組み合わせによって信頼性が高まる27)
このことは逆に,リンパ節転移の低リスク群(10%以下)についても当てはまる。PSAが20ng/ml以下でT2a以下,かつGleasonスコアが6以下ならば根治治療を行う前のリンパ節の評価を省略してもまず心配はない27)(IV)
リンパ節の評価における最適の方法は開放手術または鏡視下手術によるリンパ節郭清術である。CTもMRIもその0-70%という低い感度のためその利用は限られている25)

 

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