ガイドライン

(旧版)前立腺癌診療ガイドライン 2006年版

書誌情報
前立腺癌診療ガイドライン作成の経緯
および手順に関して


PSA検査の精度と高値例に対する精密検査の必要性について

   前立腺がん検診の方法とPSA検査の精度について
1. 検診は症状の出ないうちにがんを見つける手段であり,早期発見に役立ちます。何らかの症状が現れた時には,すでにがんが前立腺の外に広がり始めている可能性が高くなります。症状が出る前の早い段階で発見できれば,がんが外に広がっている可能性は低くなります。
2. 前立腺がん検診は前立腺特異抗原(PSA)の測定や直腸診によって行われます。
3. PSAは前立腺がんがある場合に数値が高くなりますが,炎症や前立腺肥大症でも高くなる可能性があります。
4. PSA検査により80から90%の前立腺がんが診断できますが,PSAが上昇しない前立腺がんもあります。
5. おそらくは死亡に影響しないような小さながんが見つかることもあります。
 
   PSA高値例に対する精密検査について
1. PSA検査で異常値が出た場合には,泌尿器科専門医による診察をうけていただき,がんの疑いがある場合には,確定診断のために前立腺生検が必要になります。
2. 前立腺生検を行った場合,感染や直腸からの出血,血尿が起こることがありますが,重い合併症はほとんどありません。

 

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