ガイドライン

(旧版)有効性評価に基づく胃がん検診ガイドライン

書誌情報
添付書類3:エビデンステーブル

 
ペプシノゲン法(検査精度)
引用
文献
著者 発表年 AF 研究
方法
対象数 対象集団
の特性
対象集団
の設定条件
評価
指標
評価指標
の把握
結果
54 Dinis-Ribeiro M, et al. 2004 3 メタ・アナリシス(検査精度) 地域住民を対象としたもの27論文(296,553人)個人を対象としたもの15論文(4,385人) 記載なし 対象集団、年齢、性、喫煙・飲酒習慣、ヘリコバクターピロリ感染の有無などが記載されているもので内視鏡検査を胃がん診断法としているもの。 感度
特異度
偽陽性率
内視鏡検査を基準 住民検診、個人検診いずれでも胃がんスクリーニングにおける至適なカットオフ値はPGI≦70ng/mlかつI/II比≦3.0(基準値)であり、感度77.3%、偽陽性率26.8%であった。
55 志賀俊明,他 2000 3 検査精度 4,151人 50歳以上の男性
平均60歳
(50-85歳)
地域胃集検(間接X線法)を受診した50歳以上の男性から無作為に抽出し、全例ペプシノゲン法と内視鏡検査を行った。 感度
特異度
内視鏡検査同時法 内視鏡発見胃がんは55人(早期がん51人、進行がん4人)。間接X線法の要精検率は26%、感度49%、特異度74%であった。ペプシノゲン法の要精検率を間接X線法にほぼ同等(29%)とするためカットオフ値をPGI≦50ng/mlかつI/II比≦3.0とすると感度64%、特異度72%であり、ペプシノゲン法の方が感度が高かった。間接X線法、ペプシノゲン法両検査での見逃し例が9人(16.4%)あった。
56 井熊仁,他 1998 3 検査精度 6,052人 男性4,333人
女性1,719人
平均年齢50.8歳
(22-88歳)
40代と50代で7割近くを占める。
亀田総合病院および亀田総合病院幕張クリニックにおける人間ドック受診者 感度
特異度
内視鏡検査同時法 ペプシノゲン法のカットオフ値をPGI≦50ng/mlかつI/II比≦3.0とすると陽性率は15.5%、内視鏡発見胃がんに対する感度、特異度、陽性反応的中率はそれぞれ41.7%、84.5%、1.1%であった。隆起型胃がんや潰瘍を伴わない陥凹型胃がんのペプシノゲン法陽性率は57.1%であったが、潰瘍を伴う陥凹型胃がんでは14.3%と低かった。なお、カットオフ値をPGI≦70ng/mlかつI/II比≦3.0とすると陽性率は23.4%、内視鏡発見胃がんに対する感度、特異度、陽性反応的中率はそれぞれ50.0%、76.6%、0.9%であった。
57 井上和彦,他 1997 3 検査精度 1,644人 男性1094人
女性550人
平均年齢50.4歳
(22-88歳)
松江赤十字病院人間ドック受診者 感度
特異度
内視鏡検査同時法 同日内視鏡発見胃がんに対する精度は、ペプシノゲン法のカットオフ値をPGI≦70ng/mlかつI/II比≦3.0とすると感度85.7%、特異度69.5%であり、カットオフ値をPGI≦50ng/mlかつI/II比≦3.0とすると感度71.5%、特異度80.1%であった。
58 Kitahara F, et al. 1999 3 検査精度 5,113人 男性2456人
女性2657人
平均年齢52.5歳
山梨厚生連健康管理センター人間ドック受診者 内視鏡発見胃がんに対する感度・特異度 内視鏡検査同時法 ROC分析でカットオフ値としてPGI≦70ng/mlかつI/II比≦3.0が最も優れていることを示した。そして、内視鏡発見胃がんに対する感度は84.6%、特異度73.5%であった。
59 山ノ井昭,他 1997 3 検査精度 胃がん140人
非胃がん検診受診者206人
胃がん症例
男性93人 女性47人
平均年齢62.3歳
非胃がん検診受診者
男性99人 女性107人
平均46.6歳
香川県立がん検診センターで胃X線検査、内視鏡検査で発見された胃がん症例と同センターの検診での非胃がん受診者。 感度
特異度
直接または間接X線法あるいは内視鏡検査を基準 ヘリコバクターピロリ抗体との組み合わせも含めて、PGI≦70ng/mlかつI/II比≦3.0をカットオフ値とするペプシノゲン法単独が最も診断効率が優れており、感度72.9%、特異度76.7%であった。
60 Hattori Y, et al. 1995 3 検査精度 4,876人 職域検診受診者
男性4761人
女性115人
年齢40-61歳
企業健診 感度
特異度
ペプシノゲン法陽性者は内視鏡検査または直接X線検査を受ける。ペプシノゲン法陰性者や精検未受診者は健診後1年間の人事情報、関連病院での情報、レセプト情報などから判断する。 ペプシノゲン法(カットオフ値;PGI≦50ng/mlかつI/II比≦3.0)による1次スクリーニング受診者4,876人中陽性者は911人(18.7%)であった。このうち650人(71.4%)が精検を受診し11人の胃がんが発見された。それ以外に1年以内に発見された胃がんは7人あり、そのうち1人はペプシノゲン法陽性であった。以上より、ペプシノゲン法の感度は66.7%、特異度81.5%であった。

 

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