ガイドライン

(旧版)有効性評価に基づく胃がん検診ガイドライン

書誌情報
添付書類3:エビデンステーブル

 
X線検査法(精度)
引用
文献
著者 発表年 AF 対象数 対象集団
の特性
対象集団
の設定条件
評価
指標
評価指標
の把握
結果
24 吉田裕司,他 1985 3 1970-82年の受診者数1,644,658人、
発見がん2,017人。
記載なし 北海道対がん協会で施行された胃集検。 偽陰性率 間接写真のチェック部および所見の再読影と手術所見から偶然に精検で発見されたがん(ADC)の比率を算出することにより偽陰性率を把握する。 ADC法によれば間接胃X線検査の感度は70.3%、特異度は87.5%であった。偽陰性30%のうち無示現が15%、読み落しが10%であった。偽陰性率は1974年に17.8%と最低となったが,その後は25-30%で固定。部位および病変の大きさから偽陰性例の傾向をみると、C領域では大きな病変が読み落とされ、A領域では小さい無示現病変が多かった。
25 吉田裕司,他 1986 3 集検受診者777,058人、
発見癌991人。
記載なし 北海道対がん協会の昭和45-51年受診者 新たに開発した方法による間接胃X線の偽陰性率 間接写真のチェック部および所見の再読影と手術所見から偶然に精検で発見されたがん(ADC)の比率を算出することにより偽陰性率を把握する。 昭和45-51年度の胃集検受診者総計777,058人(発見胃癌991人)を対象としてAccidentally Detected Cancer in the close examination(ADC法)で偽陰性率を検討したところ、28.3%であった。
26 菅原伸之,他 1991 3 胃集検受診者
1982年132,163人
1987年178,115人
地域集検受診者 宮城県対がん協会で施行された胃集検例。 感度
特異度
偽陰性例
逐年発見がん、がん登録、その他。 診断精度(全がん)
1982年 
感度0.718 特異度0.876 偽陰性率0.282
1987年 
感度0.704 特異度0.901 偽陰性率0.296
診断精度(進行がん)
1982年 
感度0.678 特異度0.875 偽陰性率0.313
1987年 
感度0.758 特異度0.900 偽陰性率0.242
27 深尾 彰,他 1992 3 1985年度に宮城県対がん協会の実施した胃集検を受診した155,938人。 地域集検受診者 1985年度の胃がん有病者数は、当該年度にがん登録に登録された症例と次年度の集検で発見された症例とし、次年度集検発見症例については、全例を前年度偽陰性とする場合と進行がん症例だけ偽陰性とする場合に分けた。 感度 がん登録 次年度検診発見がん全てを偽陰性とすると検査感度は69.3%、特異度は88.8%であり、進行がんのみを偽陰性とすると、感度81.1%、特異度88.8%であった。進行がんを偽陰性例にいれる場合でプログラム感度を求めると76.8%であった。
28 石田輝子,他 1994 3 61年度、62年度の胃集検受診者合計35,821人。 地域集検受診者 兵庫県立成人病センターで施行した胃集検 感度
特異度
がん登録 胃集検受診者35,821人(要精検率19.4%、精検受診率91.3%、発見がん45人、発見率0.13%)について、がん登録資料と照合し、胃集検の精度を検討した。検診受診後1年以内に発見された胃がんを偽陰性例とすると感度84.1%、特異度81.3%、偽陰性率15.9%、陽性反応的中度0.78%であった。また、検診受診後2年以内に発見された胃がんを偽陰性例とすると感度70.1%、特異度81.3%、偽陰性率29.9%、陽性反応的中度0.90%であった。1年以内の発見の進行がんのみを偽陰性とすると感度90.6%、2年以内では感度79.4%。間接写真の見直し診断の示現度から判断すると、全がんについては1年以内の発見例、進行がんについては2年以内発見例を偽陰性例とするのが妥当。
29 服部昌和,他 1998 3 118,569人
(1986-88年)
地域集検受診者 福井県健康管理協会の胃集検 偽陰性率 がん登録 3年間の偽陰性がん数(偽陰性率)は、30(27.5%)、32(29.1%)、38(31.4%)であった。中間期がんと翌年検診発見がんはほぼ同数。中間期がんに占める早期がんの割合は、検診発見がん、翌年検診発見がんの場合と大差がなかった。未分化型がん(印環細胞がん、低分化型腺がん等)の比率は、検診発見がん、中間期がん、翌年検診発見がんで、それぞれ、36.9、43.9、42.6中間期の進行がんの5年生存率は42.9%で、翌年検診発見がんの場合の68.4%より低かった。胃上部、前庭部の偽陰性例が多く、X線の弱点と思われた。5年累積生存率では中間期進行がんの予後が悪く、悪性度の高いがんの存在が推測された。
30 阿部慎哉,他 2000 3 168,493人 地域集検受診者 宮城県対がん協会平成3年度胃集検受診者 感度
特異度
がん登録、逐年検診発見がんおよび事後調査、医療機関からの事後報告によった。 5種類の偽陰性定義別に感度・特異度を算出し、深達度別の相対危険度の比較から、偽陰性例の定義として「追跡期間内に診断された症例中の進行がん+次年度の検診発見がんのうちの進行がん」が妥当であり、感度は78.8%、特異度は90.7%であった。因に久道の定義では感度が56.8%、特異度は90.7%であった。

 

書誌情報