ガイドライン

(旧版)有効性評価に基づく胃がん検診ガイドライン

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IV.結果

 
2. 検診方法の証拠

4)ヘリコバクターピロリ抗体
証拠のレベル:2-

ヘリコバクターピロリ抗体による胃がん検診に有効性を示唆する直接的証拠はない。間接的証拠となりうるのは、がん検診としての対象集約や精度に関する研究と、ヘリコバクターピロリ感染の胃がん予防を目的とした除菌の評価研究に大別される。しかし、いずれも研究数が極めて少なく、がん検診としての有効性は判断できない。ただし、ヘリコバクターピロリ抗体による胃がん検診の対象集約の可能性は示されている。わが国において、ヘリコバクターピロリ除菌については、消化性潰瘍の治療として保険適応が認可されているが、胃がん予防を目的とした除菌は行われていない。また、ヘリコバクターピロリ感染に対する除菌の胃がん発生予防効果についての評価は定まっていない。

 

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