ガイドライン

(旧版)有効性評価に基づく胃がん検診ガイドライン

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I.はじめに


胃がんの頻度と予後

胃がんは、わが国における罹患数が103,685人(1999年推定数)、死亡数が49,535人(2003年確定数)であり、罹患数では第1位、死亡数では肺がんに次いで2番目に多いがんである1) 2)。罹患数は、過去20年間で男女ともやや増加傾向にあるものの、死亡数は、男ではほぼ不変、女では減少している。年齢層ごとの1年間の罹患率(人口10万人あたり)は、85歳以上を除いて明らかに減少傾向にあり、人口の高齢化の影響を強く受けている。1年間の罹患率(人口10万人あたり)は、男性40歳代、50歳代、60歳代、70歳代でそれぞれ47.1、126.1、308.2、532.9、女性40歳代、50歳代、60歳代、70歳代でそれぞれ29.2、46.2、98.7、182.2、であり(1999年の全国推計値に基づく)、年齢とともに増加する。50歳以上では、男性は女性に比べて2〜3倍罹患率が高いが、40歳未満では女性の方が高い。1年あたりの罹患率が男性では50歳代で793人に1人以上、女性では60歳代で1,013人に1人以上となる。0〜50歳までに胃がんに1度でも罹患する確率(累積罹患率)は男性0.56%、女性0.39%で、死亡する確率(累積死亡率)は男性0.12%、女性0.12%である。
大阪府地域がん登録(1993-95年)によると1) 2)、胃がんと診断された時点での病巣の広がりは、限局が42%、領域リンパ節転移ありが31%、遠隔転移ありが18%、不明が9%、また、各ステージでの5年相対生存率は、限局が89%、領域リンパ節転移ありが30%、遠隔転移ありが1%と報告されている。早期に診断されるほど、高い5年生存率が期待できる。

 

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