ガイドライン

(旧版)エビデンスとコンセンサスを統合した潰瘍性大腸炎の診療ガイドライン ―難治性炎症性腸管障害に関する調査研究班 プロジェクト研究グループ

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推奨ステートメントと解説


9.小児期潰瘍性大腸炎の特徴

9.6 薬用量

  • 経口5-ASA:30〜60mg/kg/日,MAX 4.0g/日
  • 経口SASP:60〜100mg/kg/日,MAX 4.0g/日
  • 5-ASA注腸:20mg/kg/日,MAX 1.0g/日
  • SASP坐剤:成人で1〜2個/日


  • 経口PSL
  • 中等症(炎症反応なし)0.5〜1mg/kg/日,MAX 40mg/日
  • 中等症・重症1〜2mg/kg/日,MAX 80mg/日
  • 静注PSL:1〜2mg/kg/日:MAX80mg/日
  • 注腸PSL
    • 体重10〜20kg:5〜10mg,20〜40kg:10〜20mg,40kg以上:20mg
  • ベタメタゾン坐剤
    • 体重10〜20kg:0.5mg,20〜40kg:1mg,40kg以上:1〜2mg


  • AZA:1.0〜2.5 mg/kg/日
  • 6MP:0.75〜1.5 mg/kg/日
  • シクロスポリン静注:2mg/kg/日の24時間持続静注


解説: メサラジン経口の投与量は用量依存性であり,不応例では他の薬剤を追加する前に,副作用に注意しながら増量を考慮する(80〜100mg/kg/日:MAX4.0g/日)。
6-MPやアザチオプリンは効果がみられるまでに3ヶ月(1〜4ヶ月)程度かかる。初回投与時は週1回程度血液検査をして,血球減少,肝・膵障害に注意する。
シクロスポリンは2mg/kg/日の24時間持続静注で開始し,血中濃度を頻繁に測定しながら2〜3日で血中濃度400ng/mL程度に増量する。シクロスポリンの経静脈投与は経験のある施設で行うことが望ましく,頻回の血中濃度のモニタリングが必要である。

 

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