ガイドライン

(旧版)エビデンスとコンセンサスを統合した潰瘍性大腸炎の診療ガイドライン ―難治性炎症性腸管障害に関する調査研究班 プロジェクト研究グループ

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推奨ステートメントと解説


9.小児期潰瘍性大腸炎の特徴

9.3 小児の潰瘍性大腸炎における成長障害4,11,12)

小児の潰瘍性大腸炎では成長障害を起こすことがある:推奨グレードA(IIIb・8)

小児の潰瘍性大腸炎では体重と身長を定期的に評価する:推奨グレードA(IIIb・9)

解説: 小児の潰瘍性大腸炎の中で手術に至った重症例では、成長障害が高率に認められており、その一因としてステロイド治療の関与が示唆されている。また疾患活動度と成長速度に有意な相関があることも示されている。なおステロイド治療と成長障害との関連は必ずしも明らかではなく、小児潰瘍性大腸炎の成長障害には、ステロイドに加えて他の因子も関与しているものと推測される。小児IBD患者の身体計測が少ない、ないしは皆無であったとの報告があり、ステロイド長期間投与を余儀なくされる場合には、体重と身長を定期的に計測して、成長障害の有無を評価することが重要である。

 

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