ガイドライン

(旧版)エビデンスとコンセンサスを統合した潰瘍性大腸炎の診療ガイドライン ―難治性炎症性腸管障害に関する調査研究班 プロジェクト研究グループ

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推奨ステートメントと解説


7.潰瘍性大腸炎に対する外科治療

7.3 外科治療後の予後と機能3,5)

大腸全摘+回腸嚢肛門吻合術または回腸嚢肛門管吻合術の経過は良好である:推奨グレードI(V・7)

回腸嚢肛門(管)吻合術後の排便回数は1日5〜6回であり、漏便を認める場合がある:推奨グレードI(IV・8)

解説: 一般に大腸切除+回腸嚢肛門(管)吻合術後の予後および機能は共に良好とされている。UCの経過中に大腸がん合併のため手術を受けた症例の検討では、回腸嚢の機能は比較的良好であることが示された。大腸全摘+回腸嚢肛門吻合術(IAA)は大腸粘膜が完全に切除される根治的療法であるが、術後排便機能障害の発生がより高い。一方、大腸全摘+回腸嚢肛門管吻合術(IACA)では良好な術後排便機能が期待できるものの、肛門管内に病変粘膜が残存する為、術後に炎症や癌が再発する可能性が残る。

 

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