ガイドライン

(旧版)エビデンスとコンセンサスを統合した潰瘍性大腸炎の診療ガイドライン ―難治性炎症性腸管障害に関する調査研究班 プロジェクト研究グループ

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推奨ステートメントと解説


5.重症の潰瘍性大腸炎に対する治療

5.5 重症潰瘍性大腸炎の増悪要因と対処法1,3)

抗コリン薬、止痢薬、NSAIDs、麻薬等は中止する:推奨グレードB(II/III・8)

C. difficile やCMVの感染を考え検索し治療する:推奨グレードI(V・8)

解説: 重症UCは治療に難渋することが多いため、少なくとも状態の悪化を来たすような医原性の要因は排除しなければならない。下痢、発熱、腹痛などに対する安易な対症療法は、中毒性巨大結腸症を誘発する危険があることが知られているため、その使用は避けるべきである。またステロイドや免疫抑制薬が投与されている例では感染症合併の頻度が決して低くないため、感染の検索と対応が必要となる。Clostridium difficile やCMV(サイトメガロウイルス)の感染合併が病状を増悪させていることがあり、その検索と適切な治療が必要となる。

 

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