ガイドライン

(旧版)エビデンスとコンセンサスを統合した潰瘍性大腸炎の診療ガイドライン ―難治性炎症性腸管障害に関する調査研究班 プロジェクト研究グループ

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推奨ステートメントと解説


4.軽症〜中等症の活動期の全大腸炎・左側大腸炎における緩解導入治療

4.3 活動期の潰瘍性大腸炎に対するSASPの有効性4)

活動期のUCにおいて、SASP2〜6g/日の投与量で50〜80%の緩解導入効果が得られる:推奨グレードA(Ib・8)

解説: SASPの有効性は1960年代の複数の臨床研究で示されている。5-ASAとの緩解導入における有効性の比較では、両者間に明らかな差を認めていない。なお遠位大腸炎型UCの緩解導入の項でも述べたとおり、高用量のSASPを開始することにより不耐症を生じやすいため、海外では低用量から開始して漸増することが推奨されている。ただし日本人では不耐症状の発生頻度が低いという意見もあり、当初から十分量を投与することも多い(「4.4 活動期の潰瘍性大腸炎に対する経口5-ASAの効果と安全性」解説参照)。

 

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