ガイドライン

(旧版)エビデンスとコンセンサスを統合した潰瘍性大腸炎の診療ガイドライン ―難治性炎症性腸管障害に関する調査研究班 プロジェクト研究グループ

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推奨ステートメントと解説


3.活動期の遠位大腸炎における緩解導入治療

3.7 5-ASA製剤に抵抗する活動期の遠位大腸炎の治療1,14)

十分な量の経口5-ASA製剤に局所療法(5-ASAまたはステロイド)を併用しても改善しない場合には、1日30〜40mg程度の経口PSL(プレドニゾロン)を投与する:推奨グレードI(V・7)

解説: UCの治療にステロイドが導入されたのは、臨床試験デザインに関する厳しさが要求されるよりずっと以前のことである。遠位大腸炎型UCの治療におけるステロイドの有用性に関する質の高いエビデンスは希薄である。すでに既存のガイドラインや成書にも述べられている事項でもあるが、ここでは専門家のコンセンサスにより推奨基準に達した。なおPSLの投与量を明確に規定するエビデンスはなく、ここでは専門家のコンセンサスに基づいた一般的な投与量を示した。UC患者の体格や栄養状態は一定しないため、この投与量を目安としながら個々の患者で調節することが望ましい。

 

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