ガイドライン

有効性評価に基づく大腸がん検診ガイドライン
平成16年度 厚生労働省がん研究助成金
「がん検診の適切な方法とその評価法の確立に関する研究」班

書誌情報
添付書類:エビデンステーブル


S状結腸鏡:間接的証拠(検査精度)

文献 方法 著者 発表年 AF 検診方法 対象数 対象集団の特性 評価
指標
評価指標の把握 結果
62 SS 藤好建史 1993 3 便潜血検査免疫法1回法とS状結腸内視鏡検査 78,749人(207,814回)の受診者。 熊本県40歳以上の男女。78,749人(207,814回)に対しS状結腸内視鏡も同時に行っている。がん発見数(率)は433人(0.5%) 感度。偽陰性の定義は「検診陰性後一年以内、または次の検診で発見された進行がん」で、早期がんを含まない。 同時法 免疫便潜血検査の見逃し率は37%(52/138)、S状結腸内視鏡検査の見逃し率は1.5%(2/138)、両者の併用による検診の見逃し率は0.7%(1/148)便潜血1回法のみでの偽陰性
63 SS 森元富造 1996 3 S状結腸内視鏡検査と注腸X線検査 13,308人 宮城県の一施設において、1983年から1993年度までに行った大腸がん検診の精密検査受診者。 感度 偽陰性の把握方法は、他部位病変の経過観察・事後報告・事後調査・地域がん登録との照合など SSとBE併用法による真陽性がんは426例・偽陰性がんは35例で、感度は92.4%(直腸からS状結腸では95.6%)と算出された。がんを存在部位によりSS到達範囲内と範囲外に分け、SSとBEの感度を検討すると、SSの感度は95.8%、BEの感度は81.3%と算出された。
64 SS Kewenter J 1995 3 軟性S状結腸内視鏡(FS)と注腸X線検査二重造影法(DCE)(直腸鏡も方法に記載有) 1,831人(135人にはTCSを追加) 対象60-64歳。ヘモカルト2による検診受診者68,306人、 陽性者2,032人、FS&DCE受診者1,831人 直腸とS状結腸のがんへの感度 様々ながん登録(the Register at the Department of Pathology、the Swedish Cancer Register、the Death Register)を通して、全ての症例を検査後50-145ヶ月フォローし、がん無しと判定した精密検査後1年以内に診断されたがんを偽陰性とした。 直腸とS状結腸のがんへの感度:FS92%、DCE80%、FS+DCE98%(検査後50-145ヶ月フォローし、1年以内の発見がんは偽陰性がんとした結果、DCEで2人(盲腸と横行結腸)あり、直腸とS状結腸は0)直腸とS状結腸のがん:FSで5人(5/60)、DCEで15(15/60)人のがんを見落とし。DCEではFS到達以深に21人のがんを発見

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