ガイドライン

有効性評価に基づく大腸がん検診ガイドライン
平成16年度 厚生労働省がん研究助成金
「がん検診の適切な方法とその評価法の確立に関する研究」班

書誌情報
IV.結果


2.検診方法の証拠

5)全大腸内視鏡検査

証拠のレベル:2+

直接的証拠を示す研究は2件であるが、また診断検査による報告を含むことから、全大腸内視鏡検査による死亡率減少効果を判断する証拠としては不十分である。しかし、AFを構成するAF1の段階は便潜血検査化学法により死亡率減少効果が証明されており、その便潜血検査化学法と比べ全大腸内視鏡検査の感度が高い。また、S状結腸鏡検査では直接観察不能な近位大腸がんの罹患・死亡の減少に寄与する可能性が示されていることから、S状結腸鏡検査によるがん検診の死亡率減少効果を上回ることが期待される。
AFを構成する重要な段階で無作為化比較対照試験が行われており、さらに一連の間接的証拠が複数ある。間接的証拠も含め、死亡率減少効果を示す相応の証拠があると判断され、証拠のレベルは2+と判定される。

 

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