ガイドライン

有効性評価に基づく大腸がん検診ガイドライン
平成16年度 厚生労働省がん研究助成金
「がん検診の適切な方法とその評価法の確立に関する研究」班

書誌情報
IV.結果


2.検診方法の証拠

4)S状結腸鏡検査と便潜血検査化学法の併用法

直接的証拠

S状結腸鏡検査と便潜血検査化学法、各々については、個別の研究により死亡率減少効果が証明されている。硬性S状結腸内視鏡(RS)と便潜血検査化学法併用法とRS単独法を比較した無作為割付のない比較対照試験が、Winawerらによって行われた29)。初回受診者を、毎年RSと便潜血検査化学法の併用法による検診を行う群5,806人と毎年RS単独検診を行う群6,673人に分け、RSで3mm以上のポリープを認めた場合、または、便潜血検査化学法(3日法、加水なし)で陽性の場合を要精検とし、注腸X線検査と全大腸内視鏡検査による精密検査を行った。大腸がん死亡率は、便潜血検査化学法とRS併用群(0.36/1,000人年)がRS単独群(0.63/1,000人年)より低かったが、有意差はなかった(P=0.053)。

 

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