ガイドライン

有効性評価に基づく大腸がん検診ガイドライン
平成16年度 厚生労働省がん研究助成金
「がん検診の適切な方法とその評価法の確立に関する研究」班

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IV.結果


2.検診方法の証拠

2)便潜血検査免疫法

不利益

便潜血検査化学法とは異なり、食事や薬剤に制限がないことから、受診者の負担はほとんどない。便潜血検査免疫法の精度は、化学法と直接比較検討されており、その結果は同等以上であると判断できる。わが国における免疫法の要精検率は2.6〜8.7%であり33,52,53,54)、一方、化学法は5.9〜20.2%とやや高い31,33,34)。このため、精密検査による偶発症の可能性はあるが、化学法や後述する全大腸内視鏡などと比較しても、そのリスクは小さいことが予測される。
また、偽陰性例があり、中間期がんの予後が不良である54,56)。検診群の生存率95.5%に比し、中間期がんでは62.5%であった。

 

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